岸田首相「偉大な政治家を失った」 小池都知事は涙 安倍元首相銃撃に政界ショック
8日午前11時半頃、奈良市内で参院選の街頭演説をしていた自民党の安倍晋三元首相(67)が銃撃され、搬送先で午後5時3分に死亡が確認された。
岸田文雄首相(64)は会見で、当選同期だった安倍氏の死に「一命をとりとめていただきだいと祈っておりましたが、訃報に接することになってしまったこと、誠に残念であり言葉もございません」と目に涙をにじませた。「この国を愛し、この国の未来を切り開くために多くの実績をさまざまな分野で残されてきた偉大な政治家を、こうした形で失ってしまったこと…重ね重ね残念でなりません」と鼻をすすった。
小池百合子東京都知事(69)は定例会見で首相時代、自身を国家安全保障担当補佐官や防衛相に任命した安倍氏への銃撃に涙。その後、訃報を受け「共に国益のための制作をさまざま実施できたことを、誇りに感じています」とコメントした。
実弟の岸信夫防衛相(63)は、都内で記者団に「本当に無念だ。悔しくてたまらない。兄は命を懸けて政治をしてきたが、このような形で命を取られるとは思ってもみなかった」と語った。