乙武洋匡氏 渋谷→国会へ「大行進」 暴力に屈しない 自らの足で選挙運動最終日
参院選での注目選挙区の1つは東京選挙区。改選定数「6」の戦いに34人の候補者がひしめく大激戦区となっている。狭き門の突破へ、各候補者は都心部を中心に9日、最後の演説を行った。
東京選挙区に無所属で立候補している作家の乙武洋匡氏(46)は東京・渋谷のセンター街にある選挙事務所から国会議事堂までの5キロを車イスに頼らず、約12時間かけて自らの足で練り歩いた。
乙武氏は安倍元首相の訃報を受け、選挙運動の最終日であるこの日、暴力への不服従を示すため、自らの足で闊歩する「乙武大行進」を実施。午前8時に渋谷を出発し、日も暮れた午後7時45分頃に国会前に到着した。
終着地にはSNSを見た100人を超える人々が集結。汗を流した乙武氏は「12時間近く歩きました。腰いっちゃってたけど、気力で頑張りました。気持ちが伝わっていたらうれしい!」と行動で自らの思いを訴えた。