安倍元首相銃撃 容疑者を厳戒警備で送検 米JFK暗殺「オズワルド」連想する指摘や投稿も

 安倍晋三元首相が奈良市で街頭演説中に銃撃された事件で、奈良県警は10日、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した元海上自衛隊員の無職山上徹也容疑者(41)を殺人の疑いに切り替えて送検した。

 午前9時ごろ、山上容疑者を乗せた白いワンボックスカーが、奈良西警察署を出た。現場には約100人の報道陣が集まり、奈良県警は厳戒態勢を敷いた。

 1時間ほど前から身分証や取材腕章の提示が求められ、制服、私服の警察官20人以上が警戒にあたった。山上容疑者を乗せた車が出る際には、警察官がバリケードを作るように並んで警戒した。

 事件後、ネット上などでは、国も時代も違うが、1963年に米ダラスでジョン・F・ケネディ大統領が銃撃された事件を連想する指摘や書き込みが多い。実行犯とされた元米海兵隊員のリー・ハーヴェイ・オズワルドが、2日後の移送中に襲撃され、事件は半世紀を過ぎた今も謎に包まれている。

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