参院選（東京選挙区）に立候補した生稲明子氏について、この日、陣営側から「国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りない」という声が出ていたことが１０日、テレビ放送系選挙特番「池上彰の選挙ライブ」で暴露された。

　司会の池上彰氏が、生稲氏に番組出演をオファーしたが、「全ての番組のインタビューには応じない」という返事だったことを説明。記者がこの日、陣営に取材したところ、「匿名を条件」に「生稲さんは国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないからだ」という衝撃の理由だったことが明かされた。

　これにはゲストの女優・宮崎美子も「えっ？！」と唖然。スタジオがザワつき、池上氏は「陣営の中で、正直に、あるいは冷ややかに見てる人もいるんだ、ってことです」と解説した。

　その後、池上氏は「そもそも、有権者に『ぜひ私に投票して下さい』って選挙中言い続けてきたわけですよね。でしたら、もし当選が決まるのであれば、それに対して『これからこういうことをやっていきます』ということを、皆さんに伝えるということが、政治家としての責任ではないのかな、と思うんですね」と指摘。

　「そういうことを皆さんに伝えるということが、政治家としての責任ではないのかなと思うんですね。それはインタビューのやりとりに自身がないのかもしれませんけど、それでもやっぱり何か答えるというのが、国会議員になれば、責任が出てくるのではないかと思います。そういう意味では本当に残念です」と国会議員としての“資質”に疑問符をつけた。