中条きよし氏 明け方の当選に「『うそ』なんじゃないか」ヒット曲絡め笑顔
日本維新の会から比例代表で参院選に出馬した歌手の中条きよし氏(76)が11日、都内の選挙事務所で当選報告した。当落が判明したのは同日午前4時50分ごろだったが、妻と一緒に不眠で結果を見守ったといい「最初は『うそ』なんじゃないかと思ったけど、5分たって女房に『受かってるよ』と言われた。最後の最後まで本当なのか分からなくて、生まれて初めての感覚でした」と自身のヒット曲のタイトルに絡めて笑顔を見せた。
集まった支援者に「参議院議員 中条きよし」と書かれた名刺を配り、ダルマに目を入れた。高齢者支援を打ち出して選挙を戦い「第2の人生です。年寄りが子供に負担をかけない国にしたい。この6年で1つでも2つでも実現していきたい」と熱弁。出馬会見の前日4月27日にレコーディングした新曲があると明かし「立候補するといったら、みんなひっくり返りましてね」とニヤリだった。
エープリルフールの4月1日に出馬の意向を知らされたという妻は「冗談かと思いました。これはえらいことだと思っているうちに選挙戦になり、昨日の夜一緒にいて、主人もこんなに起きていたのは初めてです」と感無量の様子だった。