生稲晃子選対 テレ東「池上特番」に謝罪要求【問題場面VTR】さあ、どうしてなんでしょう
参院選に東京選挙区から自民党公認で出馬し、当選した元おニャン子クラブでタレントの生稲晃子氏(54)の陣営が11日、公式SNSで10日放送のテレビ東京の開票特番「池上彰の参院選ライブ」に対して「公共の電波を使って真偽不明の情報を流し、特定の個人を貶める行為」があったとして、番組プロデューサーと池上氏に対する「抗議文」を送ったことを明らかにし、文面を公開した。
【番組の当該場面のVTR】
(午後8時半ごろ、東京選挙区の状況を伝えた後に)
池上氏「自民党の生稲候補に関してはですね、安倍さんの事件が起きる前に、是非この番組に出演していただきたいとお願いしたんですが、この番組だけではなく、全てのテレビ局のインタビューに応じてはいただけないという結果になってしまいました。さあ、どうしてなんでしょう」
大江麻理子アナウンサー「この生稲さんに関しては、補足はありますか」
テレビ東京・官邸キャップ「私、本日どうして生稲さんが中継に出ていただけないのかということを陣営の関係者に取材したところ、匿名を条件に答えてくれましてね。陣営の方が『生稲さんは、国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから』だというふうにおっしゃってました」
(スタジオ出演の宮崎美子らが驚きの声やコメント)
池上氏「陣営の中に、かなり正直に、あるいはそれを冷ややかに見ている人もまたいるんだってことがうかがえますよね」
(出演者のコメントをはさみ)
池上氏「そもそも、有権者に是非私に投票してくださいって選挙中ずっと言い続けてきたわけですよね。でしたらもし当選が決まるのであれば、それに対して、これからこういうことをやっていきますということを、皆さんに伝えるということが、政治家としての責務責任ではないのかなと思うんですね。それはインタビューのやりとりに自信がないのかもしれませんけど、それでもやっぱり何かを答えるというのが、やっぱり国会議員になれば責任が出てくるのではないかと思います。そういう意味ではとても残念です」
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生稲陣営は抗議文で、生稲氏は共同インタビューを受けているとしたうえで「当落結果が出るのに時間がかかることが予想されていた」とし、全局の中継に対応するか、全てに対応しないかの二択となり、八重洲から立川に移動して支援者に挨拶するスケジュールも勘案して、個別対応しないことを決めたとしている。