中条きよし氏「最初は“うそ”なんじゃないかと」明け方に当選判明
第26回参院選では11日、全125議席の当選者が確定した。
日本維新の会から比例代表で出馬した歌手の中条きよし氏(76)が11日、都内の選挙事務所で当選報告した。
当落が判明したのは午前4時50分ごろだったが、妻と一緒に不眠で結果を見守った。
「最初は“うそ”なんじゃないかと思ったけど、5分経って女房に『受かってるよ』と言われた。最後の最後まで本当なのか分からなくて、生まれて初めての感覚でした」と自身のヒット曲のタイトルに絡めて笑顔を見せた。
集まった支援者に「参議院議員 中条きよし」と書かれた名刺を配り、ダルマに目を入れた。高齢者支援を打ち出して選挙を戦い「第2の人生です。年寄りが子供に負担をかけない国にしたい。この6年で1つでも2つでも実現していきたい」と熱弁。出馬会見の前日4月27日にレコーディングした新曲があると明かし「立候補するといったら、みんなひっくり返りましてね」とニヤリだった。
エイプルフールの4月1日に出馬の意向を知らされたという妻は「冗談かと思いました。これはえらいことだと思っているうちに選挙戦になり、昨日の夜一緒にいて、主人もこんなに起きていたのは初めてです」と感無量の様子だった。