橋下徹氏、山上容疑者の宗教団体恨み供述は「後付け」ではなく「本当の動機かなと」
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が12日、フジテレビ系「めざまし8」で、安倍晋三元総理が銃撃されたことを受け会見した宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」について、会見の内容から、山上徹也容疑者の動機は本当なのではないかとの印象を持ったと述べた。
番組では、前日に旧統一教会の田中富広会長が行った会見を伝えた。山上容疑者は、母親が信者となり多額の献金を繰り返し、破綻したことを恨みに思っていたという趣旨の供述をしているが、田中会長も容疑者の母から多額の献金を受けていたことは認めたが、具体的な献金額は明かしていない。
これに橋下氏は「山上容疑者の動機を解明するにあたって、旧統一教会と山上容疑者の母親の関係、安倍さんとの関係っていうところで確認が必要であって、旧統一教会の問題性を深掘りする話ではない」と前置きした上で「この話を聞く限り、山上容疑者の動機はああいう動機だったんだろうなと」と語った。
橋下氏は「山上容疑者が旧統一教会の話を持ち出したのは、後付けの可能性があるじゃないですか。もしかしたら本当に安倍さんという政治家、政治信条に反対して襲撃した、民主主義を壊す挑戦という意味で襲撃したのが本当で、後付けの動機なのかという可能性もあるかなと思った」と考えていたというが、「会見を聞く限り、山上容疑者が言っている動機が本当の動機かなと…」と考えていると述べていた。