橋下氏、府知事選での宗教団体行脚を告白「政治活動の一環」実情ポロリ
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が12日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」に出演し、選挙の時に宗教団体を回った経験があることを明かした。
銃撃され亡くなった安倍晋三元首相の告別式が12日、東京・増上寺で行われた。増上寺から安倍氏のひつぎを乗せた車は自民党本部、国会議事堂などを回り、斎場に到着した。橋下氏はスタジオで、安倍氏や昭恵夫人を思い涙を見せていた。
安倍氏を銃撃した山上徹也容疑者は、母親が宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」信者で多額の献金を繰り返し、生活が破綻。団体に恨みがあり、関連団体のイベントにメッセージを送るなどしていた安倍氏をターゲットにしたとみられている。
橋下氏は政治家と宗教団体の関係についてコメント。「2008年、大阪府知事に立候補した時に自民党から応援を受けていました。自民党の当時の大阪の国会議員から、宗教団体、いくつか回らされましたよ」と明かした。「政治活動の一環として支援者を獲得するために、こういう関係があることは間違いないんです」とまったくの無関係ではいられない実情を語った。
一方で「世界平和統一家庭連合」については過去に霊感商法などが問題になったこともあるだけに「トラブルがあった団体でしょ」と指摘。「安倍さんはどこにどういうメッセージを出してとか、そんなことは分かりません。秘書がだいたいさばいてくれるんですよ。なんで、もうちょっと秘書の方がうまくさばけなかったのかなと思いますね」と安倍氏が相手をはっきりと自覚せずにメッセージを送っていた可能性を指摘した。