紀藤正樹弁護士、旧統一教会側と「議論する場をテレビ局でも作ってもらいたい」
弁護士の紀藤正樹氏が13日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に生出演し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)とテレビなどで議論する場をつくってほしいと呼びかけた。
番組では11日に行われた旧統一教会側の会見を受け、12日に全国霊感商法対策弁護士連絡会が反論の会見を行ったことを取り上げた。旧統一教会側は会見で、山上徹也容疑者の母が02年頃に破綻したのは「聞いている」とし「その後、この家庭に高額献金を要求した事実は記録上残っていない」などと話していた。
これに連絡会メンバーでもある紀藤弁護士は「長年救済活動をやっていて、こういう無責任な回答は情けない」とバッサリ。紀藤弁護士自身は「我々の力が及ばなかったからこういう事件が起こったぐらいの後悔、自責の念にさいなまれている」とも語り「もっとこれを世間に広めていたら、今回の事件はなかったのではないか」とまで考えていると述べた。
この事件については「本当に犯罪被害者が浮かばれない事件にしてはいけないし、加害者側の動機も解明されないと、次の予防にもつながらない」とも述べ「徹底的に、国会でも検証委員会を開いてもいいぐらいの大事件だと思いますので、この統一教会の回答は情けないし、会見でも言いましたが、我々と一緒に議論する場をテレビ局でも作ってもらいたいぐらいです。ちゃんと対論で」と訴えていた。