参院選当選の赤松健氏「漫画BANK」運営男性への罰金に「画期的」

 「ラブひな」「魔法先生ネギま!」などの作者で、自民党から参院選に出馬し、当選した赤松健氏が14日、自身のツイッターを更新し、海賊版サイト「漫画BANK」を運営していたとして、中国・重慶市の30代男性が罰金60万円を命じられたことについて「画期的だ」と歓迎した。

 赤松氏は罰金を報じるニュースを引用し「『漫画BANK』はTOPページにマンガ画像を置かない検索エンジン風の海賊版サイトで、漫画村閉鎖のあと昨年まで猛威を振るった。」と説明。「罰金こそ少額だが、中国当局が動いたのは画期的だ。」と評価した。さらに「私も漫画村広告代理店訴訟の勝訴に続き、今後は国会議員としても海外の海賊版対策を進めていく。」と漫画家兼国会議員としての決意をつづった。

 集英社の公式サイトなどによると、重慶の男性は「情報ネットワーク伝達権保護条例違反で犯罪収益没収と罰金の行政処分」が当局からくだされた。試算によると、「漫画BANK」が開設されていた2019年11月から21年10月の期間でアクセスは9億9370万あり、「タダ読み」をコミックス販売価格に換算すると2082億円にのぼるという。

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