南こうせつ 山本コウタローさん追悼【全文】核兵器廃絶ライブも一緒に、3年前の原爆関連慰問が最後に

 南こうせつ
 神部和夫さんを送る会に出席した山本コウタローさん(左)と南こうせつ=2007年5月
2枚

 シンガー・ソングライターの山本コウタローさん(享年73)が4日に脳内出血で死去した事を受け、15日、山本さんと同い年で52年の親交がある歌手の南こうせつ(73)が追悼コメントを発表した。以下、コメント全文。

 「1970年代、彼は『ソルティーシュガー』で『走れコウタロー』がヒットし、僕は『かぐや姫』で『酔いどれかぐや姫』を歌い、当時はライバルというより仲間で一緒に楽しんでいました。時は流れて1986年、コウタローから電話があり、我々が日本人として今こそ核兵器廃絶のコンサートをやりたい。ということでした。もちろん大賛成で一緒にプロデュースをしました。世界中のミュージシャンに呼びかけ、海外からも著名なアーティストが参加してくれました。翌年から、大友康平もプロデュースに加わり、ハウンドドッグはもちろん、安全地帯、尾崎豊など…。その後10年にわたりビックなアーティストに参加して頂き大いに盛り上がりました。最後に会ったのは3年前の8月6日、広島の原爆養護ホームに慰問へ行った時でした。彼はいつも弱い人の立場から、社会の不公平感を自問自答しながら笑顔で生きていたイメージがあります。出会って52年、また一緒に歌いたかったです。お悔やみ申し上げます」

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス