京本大我 タッキー副社長の“やっちゃいなよ”で座長&音楽「二刀流」ミュージカル
SixTONES・京本大我(27)が16日、都内で行われた主演ミュージカル「流星の音色」(8月2~17日、東京・新橋演舞場。8月31日~9月4日、京都・南座)の製作発表会見に出席した。ジャニーズ事務所副社長・滝沢秀明氏(40)が演出を手掛ける初ミュージカル作品で、京本自身も主演と音楽を担当。滝沢氏の“YOU、やっちゃいなよ”精神に背中を押され、座長と音楽の二刀流に挑む。
大きな挑戦に、京本は身震いする思いだった。座長と音楽の二刀流。「自分にとっては珍しい経験。主演だけでなく音楽にも携わらせていただく。その分、思い入れも強いです」と力を込めた。
約1年半前、滝沢氏と交わした何気ない会話が発端だった。「ミュージカルがやりたい」「音楽もやりたい」と願望を口にすると、かねてから京本の歌唱力や音楽センスを評価していた同氏は「やればいいじゃない」と後押し。恩師のジャニー喜多川前社長から受け継がれた“YOUやっちゃいなよ”の精神で実現した。
テーマ曲は思いがけない形で誕生した。滝沢氏に「なるはやで」と要求されたといい「夜、家でお酒をたしなみながらピアノを触っていたらいい感じのワンコーラスができた。ボイスメモを滝沢君に送ったら『それでいこう』と決まりました」と京本。超速で出来上がった楽曲に、滝沢氏は「すごくピュアでまっすぐなメロディー」と絶賛。京本はメインテーマ曲を含む7曲の作詞作曲を担当し、作品の世界観を彩る。
2人のつながりは深い。京本が初舞台を踏んだのは、滝沢氏が主演した「One!」。その後も「滝沢演舞場」「滝沢歌舞伎」シリーズに計7回出演し舞台人としての基礎を学んだ。また「高校生の頃、2世と言われるのが嫌という葛藤にもアドバイスをいただいたり。迷ったときはいつも導いてくれた」と感謝し「いつか滝沢君に恩返しというか、新橋演舞場で座長として帰ってこられたらという夢をぼんやり描いていた」と話した。
そんな師弟コンビが繰り広げるのは、1年に1度だけ橋が架かる2つの星を舞台に、初めての恋と悲劇を描くファンタジー。京本は海の星の王子を演じる。まな弟子とのタッグに滝沢氏は「凛(りん)とした部分だけじゃなく、彼の持つ可愛らしさも引き出して表現できたら」と意気込んだ。