「空飛ぶクルマ」近畿地方で初の試験飛行 大阪・関西万博での実用化に注目
日本国際博覧会協会は2025年大阪・関西万博の開幕千日前となる18日、記念イベント「1000 Days to Go!」を東京スカイツリータウンと大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で同時開催した。
万博開幕まで千日となり、万博での実用化に注目が集まっている人を乗せて空を移動する「空飛ぶクルマ」のデモフライトが18日、兵庫県尼崎市の臨海地域で披露された。県によると、近畿地方では初の試験飛行。
機体は約5・6メートル、高さ約1・7メートルで2人乗り。離着陸地点で高さ約30メートルまで上昇した後、飛行エリア内を約840メートルにわたり無人飛行した。
機体を保有し、全国各地で空飛ぶクルマの試験飛行を実施している「一般社団法人MASC」(岡山県倉敷市)の坂ノ上博史事務局長は「目指している万博での有人飛行の実現に向けて、大きな一歩を進められた」と達成感をにじませた。