「鎌倉殿」梶原景時粛清 善児FA 次回「名刀の主」が意味深 怖い裏テーマは次の「善児の主」か
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は次回24日に、第28回「名刀の主」が放送される。源頼朝(大泉洋)の急死で、御家人たちの暗黒闘争が勃発し、公式サイトの次回予告では「梶原景時の変」のメーンテロップで、梶原景時(中村獅童)がバトルロイヤルの最初の標的として追放されることが伝えられている。
ネット上では、タイトル名「名刀の主」が秀逸だと話題になり、さまざまな意味が考察されている。
歌舞伎演目には「梶原平三誉石切」があり、景時が刀の名手であったとも伝わるとの指摘もある。
ドラマでは源頼朝が石橋山で敗れて安房に逃れた時期に、景時が北条義時(小栗旬)らに、頼朝を見逃して命を救った理由を「神罰が下ると思った」と語り、「刀は斬り手によって名刀にもなれば、なまくらにもなる。決めるのは斬り手の腕次第」と述べていた。
ネット上では、名刀の主=景時を指す、あるいは名刀=景時を頼朝は裏仕事を任せるなど見事に用いたが、二代頼家(金子大地)は使いこなせず、との意味であるとの考察もある。
また「鎌倉殿」のタイトルは2つの意味に解釈できることもあり、第20回「帰ってきた義経」は、源義経(菅田将暉)が奥州平泉に戻ったことがテーマと思われたが、最終盤、討たれた義経が首桶で鎌倉に戻り頼朝が号泣する、タイトルにぞっとさせられたことも。
今回の裏の意味は、景時が失脚することで、「名刀」=景時が使ってきた暗殺下人・善児(梶原善)の「主」が変わることを意味しているのではとの指摘も多く、次なる主として北条や三浦を予想する投稿もみられる。
次回予告映像では、戦支度なのか慌ただしそうな庭先で、善児が無表情に弓矢を手に見つめているシーンがある。