俳優の故渡哲也さんが主演し１９７９～８４年に放送された刑事ドラマ「西部警察」の写真集シリーズ第４弾「『西部警察　ＰＥＲＳＯＮＡＬ４』寺尾聰」（著者・石原音楽出版社、発行・青志社）が２２日に発売されることが２０日、分かった。

　寺尾聰（７５）が演じた“リキ”こと松田猛刑事のパーソナルブックで、初公開を含む秘蔵写真１９９点を一挙掲載。リキがクールに射撃訓練に励む様子や、渡さん演じる「団長」こと大門圭介に代わって、マシンＸのステアリングを握る姿、番組恒例となっていた大門軍団が、事件解決後に語らいながら西部署に戻る姿なども収められている。

　また、１９８０年７月発売の月刊「ザ・ベスト・ワン」に掲載された「読者が直撃！Ｑ＆Ａ　インタビュー『アイドル百科　リキ刑事　寺尾聰のすべて』」を再録。寺尾は全国の小学生、中学生からはがきで寄せられた質問に答えている。

　「リキは『西部警察』で何番目にモテるんですか？」という質問に寺尾は「舘（ひろし）、渡さん、五代（高之）、ボクかなぁ」と照れながら回答。「ラストシーンでみんなで楽しそうに歩いているとき、何を話しているのですか？」という問いかけには「あのシーンはセリフはいらないから、みんな勝手なこと言ってるんだ。“ビールでも飲みたいな”とか“ステーキ食いたいよォ”とかね」と明かすなど、お茶目な一面も披露している。

　「西部警察」「大都会」シリーズで監督・プロデューサーを務めた岩崎純氏と、２作の脚本を務めた峯尾基三氏による「リキのこと、裕次郎さんと勝新さん、渡さん、優作さんのこと」と題した対談も掲載。ファン垂ぜんの内容となっている。