玉川徹氏 安倍元首相の国葬に疑問視「自民党の、自民党による、自民党のため」
テレビ朝日の玉川徹氏が21日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。参院選遊説中に銃撃され死去した安倍晋三元首相の国葬が、9月27日に日本武道館で執り行われることで調整されていることについて言及した。
「とにかく異例だってこと。それならなぜ、異例なことをしたいのか」と問いかけながら、安倍元首相の評価もいまだに分かれている点を指摘した。玉川氏は「安倍元総理がやった大きな2つのこと。それは集団的自衛権の容認とアベノミクスだと思う」とし、2点ともが評価が定まっていないとした。
さらに、「その中で国葬にこだわるのはなぜか。一部の野党がと言う言葉がったあったけど、NHKの世論調査では38%の人が国葬については評価しないと言っている。38%は一部ではない」と国葬に反対する声が小さくない点をあげた。
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が「保守層への配慮」と解説していることに納得した様子で「自民党の、自民党による、自民党のための、国葬という側面がないかという疑いを持ってしまう」と話した。