水木一郎ステージ4肺がん公表 昨年4月発覚、今年新たな肺がんも「頑張るゼーット!」

 日本を代表するアニソン歌手の水木一郎(74)が26日、昨年4月にリンパ節転移と脳転移を伴う肺がんが見つかり治療中であることを公式サイトで公表した。関係者によると肺がんはステージ4という。今年に入り新たな肺がんが見つかり手術を受けたことも報告している。

 公式サイトによると、昨年4月に声帯不全まひの症状があり検査の結果「リンパ節転移、脳転移を伴う肺がん」が発見された。放射線治療や薬物療法によって病変は落ち着き、治療を継続している。さらに、今年になり「新たな肺がん」が見つかったが、6月に手術を受け「経過は良好です」と報告した。

 歌手活動を続行するために、声帯内注入術や、言語聴覚士、理学療法士によるリハビリを受けるなど懸命に励んでいるが、以前のようなパフォーマンスを取り戻すのは容易ではないという。

 「がんという病気を知らせてくれたのは、水木が何よりも大切にしているこの『声』でした。声の不調があったからこそ、がんに気付き、立ち向かうことができました」とも記されている。

 68年にデビュー、71年にアニメソングに出会い「マジンガーZ」「キャプテンハーロック」など多くを歌ってきた水木。徐々に活動を再開しており、今月30日の大阪・なんばでのライブにも出演予定、アニソンデビュー50周年の企画も進行中という。自身のツイッターには「これからも生涯現役を目指しますので、応援よろしくお願いします。頑張るゼーット!」と強い決意をつづった。

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