藤井聡太叡王 親離れへ初手「アイロンがけ」“20歳の誓い”家事挑戦

 就位状を披露する藤井聡太叡王
 不二家の河村宣行社長(右)から副賞のネクターピーチ1年分を受け取った藤井聡太叡王
 謝辞を述べる藤井聡太叡王=都内
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 将棋の藤井聡太叡王(20=竜王、王位、王将、棋聖との五冠)が28日、都内で行われた第7期叡王就位式に登壇した。出口若武六段(27)に3連勝し、5月に初防衛。19日に20歳となり、「一つ大人になった」と笑顔。盤外の目標として、「まずは両親に頼りきりの家事」に挑戦することを誓った。また、8月から棋士編入試験に挑む里見香奈女流四冠(30)についても言及した。

 史上4人しかいない五冠王にして、現役最強棋士との誉れ高い藤井叡王が“20歳の誓い”として挙げたのは、予想だにしない一手だった。

 壇上で藤井叡王は「20歳、一つ大人になったと言えますが、目の前のことが自分でできないことがまだまだたくさんある。一つずつできるようにしていけたら」と反省を口に。具体的には「いまだに家事を両親に頼ってしまっているところがあるので、自分が少しずつやっていければと思います。アイロンがけとかから、挑戦してみようかなと思います」と笑顔で宣言した。

 一方、盤上においては「これまでと目標が変わるわけではないので、引き続き『より強くなる』という目標をしっかり見据えて取り組んでいきたいと思っています」と、あくまで求道者の立場を貫く。3連勝で圧倒した本シリーズも「改めて将棋の奥深さ、課題を感じた」と冷静に評価した。

里見女流四冠に敬意

「本当にすごい努力」

 その上で、女性初のプロ棋士を目指して編入試験に臨む里見女流四冠にも言及。同じ関西所属で、三段リーグや公式戦でも対戦したことのある存在だけに、「最近は本当に結果内容ともに素晴らしいものを残されていますので、僕自身その中でどのような将棋を見られるのか期待しています」とし、「ここに至るまで、本当にすごい努力や大変なことがあったのかなと思いますし、その中でここまで切り開いてこられたことは素晴らしいことだなと思っています」と敬意を示した。

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