長嶋一茂、夏の甲子園2部制議論「昔の体質感じちゃう」珍しく玉川徹氏と意見一致

 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が29日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、夏の全国高校野球が来年から朝夕の2部制でやることを検討しているという話題に言及。8月に甲子園球場でやることにこだわらず、時期をずらす、場所を変えるという柔軟な検討が必要だと訴えた。

 番組では毎年8月に行われている夏の全国高校野球が、猛暑対策のため来年から朝夕の2部制を検討していることを取り上げた。

 一茂は「議論が出たのはいいことだと思うが、暑さ対策で来年からって事だけど、温暖化で今後もずっとだと思うので、もう少し抜本的な議論ができなかったのかな。その場しのぎのように聞こえる」とコメント。

 夕方は当然ナイターとなるが「やっぱり設備がつけられるところと、つけられないところで不公平感が出てくると思う」とも指摘。そして「暑さ対策というのなら、時期をずらすっていうのもある」とも述べた。

 もちろん甲子園を本拠地としているプロ野球・阪神とのスケジュールの兼ね合いはあるが、難しければ会場の変更も視野に入れるべきを訴えた。

 「甲子園はいいですよ。レトロな雰囲気でグラウンドも含め良い」と絶賛するも「暑さ対策、熱中症リスク下げるなら大阪ドーム、福岡ドームもある。全国大会なんで日本のどこでやってもいいと思う」とコメント。「多分そういう発想が高野連にはなくて、少し昔の体質を今回どうしても感じちゃう」と述べた。

 野上慎平アナから、球児にとって甲子園はやはり特別では?と言われるも、一茂は「それはわかります。僕もプロ野球になってから甲子園に行ったけど、いいところだと思います」と納得も「でも熱中症リスクとどっちをとりますか?って議論、もう少しやっても良いのでは?」と述べた。

 これに玉川徹氏は「これはなんと!一茂さんと同じ考え」と珍しく意見が一致したとニンマリ。一茂は、甲子園について「青春を演出するには最高の舞台。空調のきいたドームだとシラケるんだよ。そういうところもあるけど、実際、気温40度超えてできますか?って話」と訴えていた。

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