長嶋一茂「集団免疫つくった方が感染者減る」と持論語るも 専門家「タイミング早すぎる」

 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が29日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。感染急拡大する新型コロナウイルスについて言及した。

 28日に新規感染者が全国で過去最多の23万人を、東京都でも初めて4万人を超えるなど感染急拡大する新型コロナウイルスについて特集した。

 昭和大学医学部客員教授の二木芳人氏は今後について「東京で5万人、全国で30人という感染者も決して幻ではないと思いますね」とさらに拡大していくと指摘した。

 一茂は「日本ってすごく清潔な国ですし。マスクはするし、手洗いはするし、モラルマナー、先進国の中でもしっかり為ているにもかかわらず、新規感染者数、世界最多。どういうことなんだろうなと」と切り出した。

 米国のメジャーリーグやアメリカンフットボールの試合などで観客が一切マスクをしていない状況に以前は疑問を持っていたという一茂だが、「しかしこのBA.5は、マスクしようがワクチン打とうが、行動制限しようが、これだけ感染力が高いとボクはあんまり有効じゃないんじゃないかな、とさえ思えてしまいます」と推測した。

 日本の新規感染者数が世界最多となった原因について、「日本が先送りになっただけ。ほかはワクチン打って、マスク外せって言って。いわゆる集団免疫、社会免疫つくったところは感染者数下がっているわけですから」と指摘。「実際にマスク、ワクチン、行動制限…。人知を超えたところにこのウイルスがいるんじゃないのかな。増えてくものは増えてくんだろうなと思います」と述べた。

 「僕自身はマスクは外さないですよ。やっぱり怖いから。後遺症とかも含めて怖いんで」と、自らは今後も感染対策を継続するとしながらも、「結果的に、グローバルスタンダードでは、集団免疫つけちゃった方が感染者数減っているのは事実だと思います」と持論を述べた。

 これに二木氏は、フランスなど欧州の一部でもBA.5で増えたことでマスク着用の動きが出てきたことや米国でも感染者が拡大することを指摘したうえで、「まだまだ集団免疫が出来て怖くないウイルスになってというには少しタイミング早いんじゃないか」と指摘。「BA.5を甘く見て高をくくって行動すると痛い目をみます」とも話した。

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