４月１６日に老衰のため８５歳で死去した俳優・柳生博さんのお別れの会が３０日、山梨県北杜市の八ヶ岳倶楽部で行われた。喪主は次男の宗助氏。柳生さんは同倶楽部のオーナーを務めていた。

　緑いっぱいの植物に囲まれた祭壇には笑顔で右手を上げる柳生さんの遺影が。また、司会者として長く活躍し、「ハンターチャンス！」の合言葉で人気を博した「１００万円クイズハンター」のゴールデンハンマーとマスコットの十兵衛人形が飾られた。

　柳生さんは１９７６年には八ヶ岳に家を構え、都内との２拠点生活を開始。森を切り開いて木々を植え、自然保護活動に取り組んできた。思いが詰まった場所には、「パパの石」と名付けられた、柳生さんの石碑も置かれたという。

　青天の下、柳生さんが愛した自然に囲まれた場所で行われたお別れの会。祭壇が設けられた個展会場のテラスでは、仲間による追悼ライブも開かれた。お別れの会は３１日も、同所で行われる。