ひろゆき氏、旧統一教会と「縁切ると言ってる政治家いない」
31日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」では、政治家と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のかかわりについて議論した。
番組では、自民党の山本朋広元防衛副大臣が2017年に旧統一教会の集会に参加していたことや、岸信夫防衛相が選挙のボランティアとして旧統一教会に手伝ってもらっていたことを明言したうえで、教団が過去に霊感商法などで問題を起こしたことを認識していたことを認めたことなどを紹介した。
これに関連してタレントの杉村太蔵は「正直言いまして。僕も立候補した経験がありますけど、すごく政治家への批判が強いんですけど。僕が今選挙に出て、この報道前に、“太蔵さん応援するから”って言われて、“いや、あなた方の応援はいらない”って言えるかといったら…」と問題のある団体と気付けたかと首をひねった。
さらに「この10年統一教会とか霊感商法っていうのはメディアに出てこなかった。そんなに訴訟があったのかって恥ずかしながら知らなかったんですよ」と話すと、タレントのデーブ・スペクターが「そういうのは忘れるな!って言いたいんですよ。それぐらいのことは知るべきなんですよ!」と一喝し、杉村と言い争いになった。
ここでリモートで出演していた実業家のひろゆき氏が「しょうがないと思うんですよ。過去そういうこと知りませんでした。で、携わってしまいました」と理解を示したが、「じゃあ、これからどうするの?今、自民党は調査する権限があります。でも、それを使ってません。カルトの団体について規制するための法律を作りましょう、って自民党、公明党は何も言ってないんですよ。今までもらっていた人は縁切りますよ」と、この問題に対する与党の消極的な態度を指摘した。
その上で「統一教会に対して縁切りますって言ってくれるんならいいんですよ。僕が知る限り縁切りますって言ってる政治家いないんですよ。お金もらってました、選挙応援してもらってました。でも、(今後の関係は)どうするか分からないとしか言ってないんですよ」と、現段階でもあいまいな態度をとり続ける政治家を批判した。