「何が問題」発言→後に訂正、自民・福田議員に紀藤弁護士「勉強不足」指摘

 弁護士の紀藤正樹氏が1日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演。自民党の福田達夫総務会長に「勉強不足」と苦言を呈した。

 福田氏は7月29日に会見で、党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係性が取り沙汰されていることに「何が問題なのか、分からない」と発言。同じ日の夜に「党としての問題ではなく個人として何か抜き差しならない関係になっていて その結果 その方の政治活動に非常に大きい影響を与えているのであればそれは問題と思います そのような団体との付き合いについて『何が問題か分からない』という趣旨の発言ではございません」と釈明していた。

 「何が問題」発言と、その後の釈明について、コメンテーターの俳優・梅沢富美男は「理解できないんですけどね」。MCの宮根誠司も「ぼくもあんまり理解できないんですけど」と苦笑いした。

 紀藤氏も「うまく言い難いところはあるんですけど…」と苦笑い。「何が問題」発言に自民党内からも批判があったため釈明したと説明した。その上で「前の発言(『何が問題』発言)自体を単純に否定した方がいいと思う」と提案した。

 さらに、次々と議員と旧統一教会との関わりが明らかになる中で「党として場合によってはもう一度調査しないといけないぐらいの話」と指摘。福田氏の釈明に対して「『もう少しよく考えてみる』とかですね『社会的に問題がある団体との付き合いはわたしはしません』とかですね、もうちょっと強いメッセージを発していただいた方が釈明としては良かった」とした。

 番組では福田氏の祖父・福田赳夫氏が1974年に統一教会(当時)創始者の文鮮明氏が来日していた際に「アジアに偉大な指導者現る その名は文鮮明である」というスピーチをしたということも伝えた。一方で紀藤氏は、福田氏の父・福田康夫元首相は消費者庁の設立に尽力した人物でもあり「霊感商法とかそういう問題にご理解がある」と説明。福田氏については「過去の経過をたどれば、こんなに甘いコメントになるはずがない。勉強不足の1つだと思っている」と厳しく指摘した。

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