バイオリニスト佐藤陽子さん死去 72歳肝臓がん 声楽家として「蝶々夫人」演じ話題
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バイオリニストで声楽家の佐藤陽子(さとう・ようこ)さんが7月19日に、静岡県熱海市の病院で肝臓がんのため死去していたことが1日、分かった。72歳。福島市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。
3歳からバイオリンを始め、モスクワ音楽院を首席で卒業。66年にチャイコフスキー国際コンクール3位に入賞するなど活躍した。声楽家として「蝶々夫人」を国内外で演じ話題を集めた。
小説「エーゲ海に捧ぐ」で芥川賞を受賞した作家で彫刻家の故池田満寿夫さんのパートナーとしても話題に。2人で熱海市に転居し、97年の池田さん没後は自宅などを市に寄贈した。