里見香奈女流四冠 清麗奪還で五冠返り咲き 3連勝で加藤桃子清麗下す

 タイトル奪還をかけた「第4期清麗戦五番勝負第3局」にのぞむ里見香奈女流四冠(提供・日本将棋連盟)
 「第4期清麗戦五番勝負第3局」で初手を指す加藤桃子清麗(右)と里見香奈女流四冠(提供・日本将棋連盟)
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 将棋の里見香奈女流四冠(30=女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花)が加藤桃子清麗(27)に挑む、第4期清麗戦五番勝負第3局が3日、愛知県名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで指され、里見女流四冠が108手で勝利。シリーズ3連勝でタイトルを奪還し、再び五冠に返り咲いた。

 後手番の里見女流四冠は、中飛車の戦型を選択。加藤清麗の仕掛けに応え、序盤から激しい局面を繰り広げたが、盤石の指し回しで徐々に優位を築くと、そのまま寄せきった。

 前期、加藤女流三段(当時)に2勝3敗で敗れ、失った清麗のタイトルを3連勝で奪還し、リベンジに成功。これで自身が持つ女流タイトル獲得の最多記録を通算49期に更新した。

 6月28日に女性として初めてプロ棋士編入試験を受験することを発表。今月18日から、いよいよ編入試験が始まる。偉業に挑む8月、その初陣で五冠に返り咲き、幸先のいいスタートを切った。

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