杉村太蔵、旧統一教会名称変更「森友学園にそっくり」下村氏への忖度、黒塗り文書
元衆院議員のタレント・杉村太蔵が4日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、旧「統一教会」が「世界平和統一家庭連合」に名称を変更したことについて、「森友学園にそっくり」と持論を展開した。
旧統一教会は1997年に文化庁に名称変更を相談したものの、受理されなかった。18年間同じ状態が続いたが、2015年になって突然、受理・認証されていた。当時の管轄の文部科学大臣は下村博文氏だったが、名称変更については「書類が上がってきたので、(対応しなければ)行政上の不作為になる可能性がある」などと発言していた。
杉村は「今回の件は森友学園にそっくりですよ」と安倍晋三元首相の名前が取りざたされた、国有地売却をめぐる問題になぞらえた。「何があったか、一言で言うと『忖度(そんたく)』」と断言した。名称変更の経緯を求めた開示請求や、教団が文化庁に提出した文書では「黒塗り」でほぼ内容が把握できない状態だったが、杉村は「本当に開示しても『下村元大臣から指示があった』なんてことは書いてないと思います」と分析した。
杉村は、官僚が大臣から「気に入ってもらう」「評価してもらう」ために忖度が起こると説明した。安倍氏の功罪の中で「ちょっと違うんじゃないかと思う」“罪”の部分として、安倍氏が官僚の人事権を内閣が握るようにしたと説明。「官僚がついつい政治家、大臣のご機嫌を取ろうという発想になってしまう。そこが行政のゆがみを生んでしまってるんではないか」と分析した。