高市早苗氏 中国ミサイルに強い怒り 台湾有事「日本間違いなく戦域」 遺憾砲の政府に警告
自民党の高市早苗政調会長が5日付でツイッターに投稿。中国軍の台湾周辺での軍事演習と、発射した弾道ミサイル5発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した件について、強い怒りと、台湾有事への危機感を示した。
高市氏は「中国が1日で5発ものミサイルを日本のEEZ内に撃ち込んだことは、非常に悪質で危険な行為です」と投稿。日本政府の対応について「岸防衛相が早々の記者会見で抗議の意思を表明されましたが、米国はじめ同志国と、首相、外相、防衛相の各レベルで、早急にリモート会談を行うべき事態です」と指摘した。
「安倍元総理が『台湾有事は日本有事』と発言しておられましたが、昨日の中国の行為により、多くの方が実感されたと思います」とつづった。
「与那国島と台湾の距離を考えると、台湾有事は東京と熱海の間に中国の海空軍が展開するような事態です。日本は間違いなく戦域に入ります」と指摘した。
「特に先島諸島にお住まいの皆様は、大きな不安の中で過ごしておられることだと思います。内閣では最悪の事態発生時の先島諸島住民や台湾在留邦人の避難計画は検討しているはずだと信じますが、先手の十分な備えを求めます」とした。