加藤浩次、旧統一教会会見冒頭47分「読まされてる」有田芳生氏「上に総会長」

 極楽とんぼの加藤浩次が11日、MCを務める日本テレビ系「スッキリ」に出演し、10日に行われた、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の田中富広会長について「読んでるとしか思えない」と印象を語った。

 田中会長は当初30分と予定されていた冒頭の主張を約47分語り続けた。木曜コメンテーターを務める経営コンサルタントの坂口孝則氏は「企業と宗教団体で違うと思うんですけど」と前置きし「『われわれは悪いことをやってなかったけれども、騒がせたこと自体を謝る』『司会者が止めるのをずっと無視して話し続ける』。この場合って大抵はさらに上の人からの指示で会見させられたっていうパターンだと思います」と分析した。

 これに加藤も「ぼくもそう思いました」と同意。「(原稿を)読んでるとしか思えなかった。読まされてるというか、全部読まなきゃいけないんだろうな、という感じがしましたよね」と語った。

 ここで、ジャーナリストの有田芳生氏は「前提として知っていただきたい」として「日本(旧)統一教会の田中会長っていうのは、その上に実は韓国人の総会長っていうのがいらっしゃるんです。その人が全部支配してますから」と説明。田中会長が日本のトップではないとした。

 さらに「まじめな信者さんは動揺してますから、それを抑えるための記者会見で、とにかく書いてきたものを最後まで読まざるを得ないという」と司会者の3度の制止も振り切って、田中会長が“演説”を続けた理由を説明した。日本の総会長の上には「韓国の世界本部の会長とかもっと上の方の人がいる」と協会の構造をシンプルに伝えた。

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