櫻井よしこ氏 岸田改造内閣をバッサリ「こんなに危機意識に欠けた組閣ありうるのか」

 ジャーナリストの櫻井よしこ氏が14日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演。始動した第2次岸田改造内閣について言及した。

 新たな内閣について問われた櫻井氏は「この組閣そのものですか?」と鼻で笑った。岸田文雄首相が内閣改造を表明したのが5日で、その前日の4日に中国の放ったミサイルが日本のEEZに落下したことを指摘。「5日に組閣っておっしゃったので、すごく国防に備えた組閣なされるのかなと思って。ふたをあけてみたら、私とってもがっかりしたんですね。各派閥に目配りをしたバランスの良い内閣といえばいえるんでしょうけど。国防意識、危機意識、全くゼロ」とバッサリ切り捨てた。

 党人事についても触れ、政調会長に安倍派の萩生田光一氏を起用したことにも「保守派の反乱を抑えるための布石、と思うんですね」と推察した。

 さらには、林芳正外相、鈴木俊一財務相、松野博一官房長官の留任や、新たな防衛相に浜田靖一氏が就任したことを挙げて、「防衛力を強化しなきゃいけないという局面において、こんなに危機意識に欠けた組閣ってありうるんだろうかっと、今回の岸田さんの判断、すごくおかしいと思います」と持論を語った。

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