東国原英夫氏、宮崎訛り満載で出馬会見 今回は取りあえず「シン・どげんかせんといかん」
元宮崎県知事の東国原英夫氏が17日、宮崎県内で会見を行い、12月告示の宮崎県知事選への出馬表明を行った。宮崎訛りをちりばめながら、前回、一期で知事を辞めたことが「重い十字架」としてのしかかっていたことを明かした。
東国原氏は黒いスーツにシルバーのネクタイ姿で登場。感染対策を取っていることなどを理由にマスクを外し「12月に告示されます宮崎県知事選に出馬させていただく決断をさせていただきました。県民の皆さんにご報告申し上げます」とあいさつ。
出馬理由については「コロナとかウクライナ問題、物価高騰問題、疲弊した地方経済を回復させないといけないと強く思いました」と説明。「県民の皆さんの心に、明るい、前向きな未来思考の光を灯したいと強く思いました」とも語った。
東国原氏は07年から1期、宮崎県知事を務め「どげんかせんといかん」の決め台詞とともに、宮崎のPRに務めたが、2期目は出馬せず。これに「一期四年で辞めた、宮崎を踏み台にしたがね、というお叱りをいっぱい受けた」と振り返り、「これがだんだん年数を重ね、重たくなってきた」「重い十字架がのしかかった」という。
「この十字架を一生持ち続けるのか。死んでいくのかと思ったらいたたまれなくなった。最後のチャンス、いただけるか分からないが、再リベンジ、挑戦をお許しいただければ」と呼び掛け「僕の持っている全てを故郷にご奉仕させていただきたい。最後のご奉仕」とも述べた。
前回の知事時代には「どげんかせんといかん」が大流行で流行語大賞まで受賞したことから、記者からは今回のキャッチフレーズは?という質問も。これに東国原氏は「正直、あれ(どげんかせんといかん)以上のものが思いつかない」といい、「一応、確認段階では『シン・どげんかせんといかん』に。取りあえず」と説明。「僕は走りながら考えるタイプなんで」と今後、選挙活動中に何かひらめく可能性があることを示唆していた。
タレントとして、数々の情報番組にコメンテーターとして出演していた時とは違い、宮崎訛りを隠さず、熱く意欲を訴えていた。