タレントの東国原英夫氏（６４）が１７日、宮崎市内で記者会見し、任期満了に伴う宮崎県知事選（１２月８日告示、２５日投開票）へ無所属で立候補することを正式表明した。

　キャッチコピーを暫定的に「シン・どげんかせんといかん」とした東国原氏。口調に宮崎なまりを織り交ぜながら「県民の皆さんの心に明るい未来志向の光をともしたい。疲弊した地方経済を回復させる」と決意を語った。東国原氏は２００７年から県知事を１期務めた。

　人口減少対策の必要性を挙げ「移住者を誘致し、若者の県外流出にも歯止めをかける」と強調し、県の存在価値を上げるとした。「ワンチームでやらないといけない」と述べ、各党に推薦を求める考えを示した。

　東国原氏の知事在任中に副知事を務めた現職河野俊嗣氏（５７）が４選を目指して立候補を表明していることに関しては「４選は自粛すべきだ。政策論争をすれば１２年間の検証ができる」と自らの出馬の意義を説明した。