生稲晃子氏 旧統一教会関連の教団施設を訪問していた 事務所は関係否定「一切ない」
自民党の生稲晃子参院議員(東京選挙区)が、6月に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連施設を当時経済産業相だった萩生田光一政調会長(衆院東京24区)と共に訪れていたことが分かった。生稲氏の事務所が17日、明らかにした。萩生田氏は党東京都連会長を務めており、生稲氏が初当選した7月の参院選に向けて支持を要請したとみられる。
施設訪問は16日に週刊新潮がニュースサイトで報道。生稲氏の事務所はコメントを発表し、事実だと認めた。生稲氏の演説を聞いた関係者から「他にも仲間が集まっているので話を聞かせてほしい」と依頼され、スタッフの判断として訪れたという。生稲氏と教団側の関係については「一切なく、この件以外に訪問したことはない。今後は関わりがないよう慎重に行動する」と表明した。
週刊新潮によると、2人が訪れたのは萩生田氏の地元・東京都八王子市内の施設。萩生田氏は共同通信が実施した全国会議員アンケートに、2014年に会合であいさつしたなどと答えたが、6月の訪問は記載していなかった。生稲氏は集会などに出席したことはないと回答していた。
2人は安倍派に所属。生稲氏は参院選で、会長だった故安倍晋三元首相の応援を受け、当選後に入会。参院選から一夜明けた7月11日の当選報告会では「なかなか当確の出ない私にヒヤヒヤしていらっしゃったと思うが、当確することが安倍先生への一つの恩返し」と感謝していた。