元衆議院議員の金子恵美氏が１８日、フジテレビ系「めざまし８」で、自民党の生稲晃子議員が旧統一教会の関連施設を訪問していたことに、「現職の議員として説明責任求められているのであれば、ご自身で説明された方が皆さんの疑念が払拭できる」と述べた。

　番組では、生稲議員と当時は経産大臣だった萩生田光一政調会長が６月に旧統一教会関連施設を訪問していたことを取り上げた。７月の生稲氏の参院選支持を訴えたとみられる。

　これに金子氏は「選挙の実態だけいえば、神輿に担がれた候補者は、陣営や選対のスケジュールにのっとって動くしかないところが正直ある」と説明。そのため「候補者本人が調べることは難しい」としながらも「陣営の中で調べる場合もあると思う」と語った。

　ただ「地元の議員、支援者から案内されたら、無条件に行ってしまうこともあったり、また調べるのも、規模、集まる人数。時間帯が同じなら出来れば多いところに顔を出したいと思うので」ともコメントした。

　生稲氏側は１７日に事務所がコメントを発表しているが、自らの肉声で説明はしていない。これに金子氏は「選挙期間中のことは陣営、選対で動いていることはあるが、今回現職の議員として説明責任求められているのであれば、選挙の時のことも調べた上で、しっかりご自身で説明された方が、皆さんの疑念を払拭できるのではないかと思う」との考えを示していた。