里見女流五冠 プロ棋士編入試験の第1局始まる 史上初女性棋士誕生への挑戦
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女性初の棋士を目指す里見香奈女流五冠(清麗、女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花=30)が挑むプロ棋士編入試験五番勝負第1局が18日午前10時、大阪市内の関西将棋会館で始まった。
振り駒の結果、試験官・徳田拳士四段(24)の先手で始まった本局。里見女流五冠は得意の「ゴキゲン中飛車」の戦型で、歴史の扉をひらく挑戦のスタートを切った。持ち時間は各3時間で、同日夕に決着する見込み。
編入試験は、若手棋士5人と対戦し、3勝すれば合格。対局者は徳田拳士四段(24)、岡部怜央四段(23)、狩山幹生四段(20)、横山友紀四段(22)、高田明浩四段(20)が務める。里見女流五冠は5月の棋王戦予選決勝で古森悠太五段(26)を破り、公式戦の直近成績を10勝4敗とし、女性として初めて編入試験の受験資格を獲得していた。