松本白鸚「ラ・マンチャの男」幻のファイナル公演が復活
歌舞伎俳優・松本白鸚(79)の主演ミュージカルで、今年2月のファイナル公演がコロナ禍のため25回中7回しか上演できなかった「ラ・マンチャの男」が、来年4月に神奈川・よこすか芸術劇場で上演されることが18日、分かった。白鸚の誕生日である19日に発表される。
ほぼ同じキャスト(カラスコ役の伊原剛志は初参加)により、“幻のファイナル公演”が復活する。
白鸚は「生涯で一番嬉しい誕生日になりました。初演は二十六歳、ブロードウエイに行ったのは二十七歳でした。それから五十三年…。万感の思いです」と喜び、「前回中止の時、劇場まで足をお運び下さったお客様のため、『ラ・マンチャの男』の火を、今日まで灯し続けて下さった皆様のため、初日から千穐楽まで一所懸命勤めるつもりです」と決意表明した。
公演は来年4月14日から24日まで。全10回公演となる。