紀藤弁護士 萩生田氏は「統一教会の反社会性ご理解いただいてない」適切に対処に疑問
長年、統一教会の問題に取り組む紀藤正樹弁護士が19日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演。自民党の萩生田光一政調会長に対して「統一教会の反社会性をまだご理解いただいていないのかな」と批判した。
ミヤネ屋では、自民党政治家と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の関係性について連日、鋭く切り込んでいるが、この日も紀藤弁護士と統一教会の問題を20年以上報じてきたジャーナリストの鈴木エイト氏が出演した。
萩生田氏は、6月に生稲晃子参院議員(当時は立候補予定者)と関連施設を訪れたことを18日になって認めた。今後について問われ「適切に対応する」とコメントした。
紀藤氏はこの言葉遣いに着目。「政府の中でも実態にご理解いただいていないのでは。統一教会に対して、反社会性をどこまで理解しているか」と問い、「理解していれば、おのずから『決別宣言』になる。岸田首相はご理解いただいている。それで結果的に『決別してください』という話になって、それは本当に感謝している」と岸田文雄首相を評価した。
その上で「統一教会の反社会性が分かったら『厳正に対処する』というコメントになると思う。昨日の萩生田さんは『決別宣言』と『厳正な対処』がはっきりしない。反社会性のご理解がいただいてないのかな」と疑問視した。