藤井聡太王位 難解な神経戦繰り広げる 形勢五分のまま豊島九段が封じ手

 将棋の藤井聡太王位(20=竜王、叡王、王将、棋聖との五冠)が豊島将之九段(32)の挑戦を受ける第63期王位戦七番勝負第4局が24日、徳島市の渭水苑で開幕し、豊島九段が56手目を封じた。

 豊島九段のコロナ感染によって延期され、1カ月以上の間隔が空いた本シリーズ。2勝1敗で迎えた藤井王位が勝てば3連覇へ王手をかける。戦型は角換わり腰掛け銀に進み、先手の藤井王位が積極的に工夫の手を見せ、難解な神経戦を繰り広げたが、形勢五分のまま封じ手となった。

 午前のおやつに、藤井王位はすずめの形をしたかわいらしい和菓子「稲すずめ」を選んだ。昼食は「松花堂弁当」で徳島産の食材に舌鼓を打った。

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