加山雄三「最高ですね、いい歌だよな」谷村新司はサビで涙「サライ」ラスト歌唱
コンサート活動からの引退を表明している歌手の加山雄三(85)が、28日に放送された日本テレビ系のチャリティー番組「24時間テレビ45」に出演した。会場の東京・両国国技館で番組テーマソング「サライ」のラスト歌唱を、共作したシンガー・ソングライターの谷村新司(73)と共に生披露した加山は「最高ですね。いい歌だよな」と、万感の笑顔を見せた。
「サライ」は1992年の同番組で、加山と谷村が24時間で共作した。VTRで、メーンパーソナリティーを務める「ジャにのちゃんねる」の嵐・二宮和也から、歌い続けられていることについて聞かれた加山は「俺としてはこんなにうれしいことはないよ。自分の分身のようなものだからね。それを皆がいいと思って歌ってくれる。最高の幸せだね」と笑顔で語った。
生放送ではまず「旅人よ」と「君といつまでも」を生歌唱。「君と-」ではセリフの部分を「幸せだなあ。多くの方に支えられて今の僕があると、そう信じてる。たくさんの愛と幸せを本当にありがとう。これからもよろしくお願いします」と変えてみせた。
最後の「サライ」では、笑顔で朗々と歌い上げる加山に対し、谷村がサビで涙し、歌えなくなる場面も。歌い終えた加山は「最高ですね。(会場の)皆さんが一生懸命手を振ってくれて、こっちからも一生懸命歌おうと思ってね。頑張ったよ!」と喜び、「いい歌だよな」と感慨深げだ。
加山はエンディングで、チャリティーマラソン走者のEXIT・兼近大樹のゴールを受けて、谷村と肩を組み本当に最後の「サライ」を歌唱。「感無量だよ!」と歌い上げた。