キャスターの宮根誠司が２９日、日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」に出演。２０１４年の同局系「２４時間テレビ」に参加ボランティア団体として旧統一教会が紹介されていた件について、言及。番組で団体名の画像を紹介したテレビ金沢に対して、苦言を呈した。テレビ金沢は「ミヤネ屋」を放送している。

　世界統一平和家庭連合（旧統一教会）がプレスリリースで主張したもので、ほかにも、女性信者が７年間にわたり、ボランティアスタッフとして中心的な立場だったとしている。

　番組で統一教会の団体名が表示されたテレビ画像を放送したとされる日本テレビ系列のテレビ金沢では、「ＣＭの一部画面を切り取って掲載されたもの」と説明。石川県内の企業・団体を募り、１５秒ＣＭの中で最大１０社の企業・団体名を紹介したものの一つという。

　これに対して、宮根は「系列で毎日、お世話になってますが、個人的な意見として聞いていただきたい」と前置きした上で、「この説明では、認識不足であったのかどうかが分からない。それから、我々の報道姿勢として実際に被害に遭われている方もいらっしゃる中で、謝罪という文面がない。それから今後、どのように旧統一教会との関係を持っていくかの言及が、テレビ金沢さんの説明にはないと思う。できたらそれもしていただきたい。でないと、現場の記者の人が取材しにくいですよ、このコメントだけだと」と話した。