毎田暖乃 天才子役の今後の目標、プライベートは?「アクションをやりたい」

 22日にスタートしたNHK夜ドラ「あなたのブツが、ここに」(月~木曜、後10・45)でヒロインの一人娘を演じる女優・毎田暖乃(のの=10)がこのほど、デイリースポーツのインタビューに応じた。NHK朝ドラ「おちょやん」(20年)、TBS金曜ドラマ「妻、小学生になる。」(22年)での名演技など、天才子役として高い評価を受ける毎田が、役の入り方や今後の目標、プライベートなどを語った。

 「おちょやん」ではヒロインの幼少期と姪(めい)の2役、「妻、小学生になる。」では主人公の亡くなった妻が小学生の体を借りて戻ってくる難役を演じた毎田。今回のドラマではシングルマザーの一人娘だ。

 役作りに関しては当初、所属事務所の社長と、台本に書いていない部分をどう読み込むかを相談しながら行っていたが、最近はほとんど自分の想像で行っている。「こうかなあ、ああかなあって考えて。そういうので、大体の感じでやっています」と明かした。

 セリフを覚えるというよりは、その時の役の心境を覚える。台本はもらった直後に目を通して、撮影前日までは見ない。「読んで覚えるのではなく、このシーンなら、この人はこういう気持ちなのかなって覚える感じですね。1回パラパラッと流れを入れて、前日にちょっとお母さんと(読み合わせを)やって、次の日に行くみたいな」。感覚で役を取り込んでいる。

 ただ、撮影が終わると一気にリセット。「ポン!と抜ける感じ。全部、セリフが飛んで、どんなのだったっけ?って」とさっぱり忘れてしまう。「おちょやん」で流ちょうに話していた河内弁も「全く出てこなくなりました。もう言われへん」という。

 女優になる前は、服飾デザイナーという夢もあった。今でも撮影の合間にドレスのデザイン画を描く。「自分でもいいんですけど、友達や共演者さんに、いつか、私が作ったドレスで結婚式に出てもらいたいですね」と目を輝かせた。

 大の運動好きでもある。「取りあえず体を動かしていないと落ち着かない」と、撮影で東京滞在中は合間にキックボクシングで汗を流した。「ストレス発散になりました」と無邪気に笑った。

 大阪市出身だが、広島県出身の祖父母の影響で、筋金入りのカープファン。チケットが取れれば球場にも足を運ぶ。今回のドラマで母親役の仁村紗和からはカープグッズ一式をプレゼントされた。最近一番のお気に入り選手は森下暢仁投手。「森ピーです。かわいい…」と恥ずかしそうに名前を挙げた。「いつかはカープの始球式で投げてみたいです」と胸を高鳴らせる。

 今後の目標については「大河ドラマに出てみたいです。戦えるかっこいい女性がいいなあ。アクションをやりたい」と役者としての希望を挙げながら、「今の自分を楽しむ。今できることを精いっぱいやる!」と元気良く締めくくった。

 ◆毎田暖乃(まいだ・のの) 2011年9月25日生まれ、大阪市出身。NHK連続テレビ小説「スカーレット」(19年)で、ヒロインの友人の娘役でドラマ初出演。「おちょやん」(20年)でヒロインの幼少期と姪(めい)の2役を演じ、注目を集める。TBS金曜ドラマ「妻、小学生になる。」(22年)でも高い評価を得た。趣味は映画鑑賞。筋金入りのカープファン。

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