きんに君、念願の筋肉留学も終わってみれば貯金3000万が6万円、しかもガリガリに
お笑い芸人のなかやまきんに君が29日、テレビ朝日系「アンタウォッチマン」に出演。06年から5年間続けた“筋肉留学”で、3000万円あった貯金が帰国直後は6万円となり、しかもガリガリに痩せてしまった理由を明かした。
今年、上半期のCM出演は「17本」と、再ブレイク中のきんに君。アンタッチャブルの山崎弘也からは「国民的筋肉だよ」と絶賛されるほどの活躍ぶり。
だがここまでは苦難の道のりも。筋肉キャラとして認知されてきた05年に、レイザーラモンHGが登場し「肉体の仕事が9割以上なくなった」ことも。実はHGをメディアに紹介したのはきんに君自身。きんに君のネタである「筋肉紙芝居」の絵を描いてくれていたのがHGで、きんに君が番組側に「よかったらHGを出してくれませんか」と頼んだことがきっかけとなり、HGは大ブレイクを果たす。
一方、筋肉仕事が激減したきんに君は、HGが売れたことは「正直嬉しかった。売れない時から一緒にトレーニングをしていたから」というものの、自分に対しては「このままではダメだという戒めはあった」という。
そのため06年10月に、長年の夢だった米国への「筋肉留学」を実現させるも、5年後に帰国した際には、3000万円あった貯金がわずか6万円に。さらに最大の売りであった筋肉もなくなり、ガリガリな姿になってしまっていた。
その理由についてきんに君は、現地でオーディションに挑戦し、合格したものの、学生ビザしか持っていなかったため、仕事をすることが出来ず。ならばと、サンタモニカカレッジの運動生理学部に入学し、筋肉の勉強を開始。だが英語での勉強についていくのが精一杯で、睡眠時間は連日3時間程度。ジムに行けるのは「半年に1回」で、みるみるうちに筋肉が落ちてしまった。
きんに君は「エピソードを増やすために絶対遊んだ方がいいと言われたが、勉強をやってたら、何かいつか役に立つと筋トレの時に学んだので、辛いけど頑張ることを決めた」とやり遂げ、無事卒業。
だが帰国するも貯金も筋肉もないことから仕事はゼロ。そこから「筋肉の原点に戻ってボディビルに打ち込むことにした」といい、腐らず筋トレを続けたことで15年のボディビル大会で準優勝し、メディアで取り上げられるようになり、再ブレイクの足がかりが出来たと振り返っていた。