深田晃司監督「LOVE LIFE」金獅子賞なるか ベネチア国際映画祭開幕
世界三大映画祭の一つ、第79回ベネチア国際映画祭が8月31日(日本時間9月1日)、イタリア北部で開幕した。最高賞「金獅子賞」を競うコンペティション部門には深田晃司監督の「LOVE LIFE」が選ばれている。
同作はシンガー・ソングライター矢野顕子の楽曲をモチーフに、夫婦の運命と愛を描く人間ドラマ。出演は木村文乃、永山絢斗ら。日本関連では、斬新な作品を集めたオリゾンティ部門に石川慶監督の「ある男」が、VR(仮想現実)作品などを集めたXR部門に伊東ケイスケ監督の「Typeman」が出品されている。
映画祭は9月10日まで開催。コンペ部門の審査員長は俳優のジュリアン・ムーア。黒沢明監督の名作「生きる」をリメークした英国映画「LIVING(原題)」の脚本を手がけたノーベル賞作家カズオ・イシグロ氏も審査員の一人に選ばれている。