最年少棋士・藤田怜央初段 記念対局で余正麒八段に敗戦 「強かった?」の質問にコクリ

 1日付で入段し、史上最年少9歳4カ月でプロ入りした囲碁の藤田怜央初段(9)が2日、大阪・関西棋院で余正麒八段(27)と入段記念対局を行い、余八段が160手で中押し勝ち。それでも、果敢に攻め込むなど大器の片りんを見せた。

 「定先」と呼ばれるハンディ戦で行われた憧れの余八段との対局。攻めの姿勢を貫き、序盤は互角に渡り合った。しかし、中盤の緩手を余八段につけ込まれ、苦しい展開に。粘り強く反撃の機会をうかがうも、最後は「負けました」と投了した。

 対局後の藤田初段は、大勢の報道陣に緊張したのか口を開くことはなかったが、「余八段は強かった?」「憧れの余八段との対局はうれしかった?」「報道陣は気になった?」の問いかけには、少しはにかみながらこくりとうなずいた。師匠の星川拓海五段(39)は「堂々と戦ったと思います」と健闘をたたえた。

 一方、勝利を収めた余八段も「(藤田初段は)読みがしっかりしている」と絶賛。自身の9歳の頃と比較し「たぶん藤田初段の方が強いですね」と負けを認め、「この年齢でということを考えると、将来が楽しみです」と太鼓判を押した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス