中条きよし 新曲がラストシングル可能性示唆 メタバースでお披露目イベント
歌手で参議院議員の中条きよし(76)が5日、オンラインで最新シングル「カサブランカ浪漫」(7日発売)お披露目記者会見を行った。7月に参院選で初当選してから初の歌手としてのイベントで、日本初となるメタバース(仮想空間)でのお披露目会見に挑戦。自身の代表作である「必殺仕事人」シリーズ・三味線屋勇次のアバター姿で、1日限りのスナックの店長を務めた。
新しいことへの挑戦が好きな中条はメタバース空間にも「ゲームというのをやったことがないので、こういう感じなんだろうなという感覚」と興味津々。本曲は参院選立候補会見の前日にレコーディングされたといい、「参院選の前に終えたかった。(収録が)終わって事務所の人間らがいる中で、『実は立候補します』と伝えました。びっくりしてました」と明かした。
「この曲を最後に芸能界をやめようという思いもあった」「(芸能生活)54年目ですけど、年を考えたら最後でもいいかなと思う」とラストシングルになる可能性を示唆し、議員集中か問われると、「それもあります。新しいものができる楽しさはありますよね」と話した。
8月に参議院に初登院して約1カ月がたった。「始まったばかりなので、いろんな意味で勉強させてもらってます。芸能はゆっくり勉強しながら準備しながらできるけど、議員はその余裕がないみたいでとまどっているところです」と率直な思いを明かした。