八代英輝弁護士「議員の擁護」は否定 自民調査、水谷隼氏の「簡単」にタジタジ
八代英輝弁護士が5日、TBS系「ひるおび」に出演し、卓球男子で東京五輪混合ダブルス金メダルを獲得した水谷隼氏のツッコミにタジタジになる一幕があった。
自民党が旧統一教会と議員との関係を点検するために配った点検用紙の内容についての話題。自民党の茂木敏充幹事長は「アンケート、調査ではない」とし、調査や説明の責任は各議員にあり、自民党は自己点検を集約する立場であるとした。
点検の提出期限は今月2日だったが、内容の発表は延期の見通しとなっている。番組では点検のための8項目の質問が書かれた用紙が紹介された。「会合への祝電・メッセージ等の送付」で「数回」と回答するなど、あいまいな記述もあり、再回答を求めるなどしていると伝えられた。
水谷氏は「『なし』にするか数字を書くかの簡単なアンケートだと思うんですよね」とバッサリ。シンプルに数字を書けばいいのに「数回」と答えるのは「公表できないくらいの回数があったりとか、それを『世間一般が許してくれないだろう』、そういうやましい気持ちがあるから正確な回数を記入しないと思うんです」と推測した。安倍晋三元首相の殺害事件以降、旧統一教会の問題が浮上し、「みんな事細かく自分のことを調べてると思うんですよね。にもかかわらずあいまいにするってことは『公表したらヤバイんじゃないかな』っていう不安があるんじゃないかと思う」と議員側の心理を読み解いた。
八代氏は「回数についても各議員が自己責任を負うことになる。答える側にはハードルの高い質問形態になってるのかな」と難しさを説明。水谷氏は「あとでそういう事実が明らかになったときに丁寧に説明すればいいんじゃないですか」とここでもストレートに強打で返した。
八代氏は「ぼくは別に議員を擁護しているわけではないので。微妙な立ち位置になってますけど」と苦笑い。「『何を擁護してんだ!』みたいな。そういうわけじゃない」とやや動揺しながら説明した。