加山雄三、2020年の小脳出血 家族は生命維持装置の判断求められていた

 歌手の加山雄三が6日、「松本めぐみ」の名前で女優として活躍した妻とともにテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演した。

 司会の黒柳徹子は2019年の軽度の脳梗塞、20年の小脳出血について質問。めぐみさんは「最初の脳梗塞の時は本当に軽くて、すぐに舞台復帰できましたし、そんな大したことなくて済みました」と答えた。

 一方で20年の小脳出血の時は、ギリギリの状態だったという。4人の子供たちも病院に駆けつけており、医師からは「これで出血が止まっていればいいけど、もしこのまま出血があるようだったら、意識がなくなる。そうなったら生命維持装置を着けるか着けないかをご家族で(決めてほしい)」と決断を迫られたと明かした。

 めぐみさんは「返事はできませんね。その時は」と振り返った。その時点では加山の意識があったため、めぐみさんは集中治療室(ICU)に入って言葉を交わしたが「大丈夫だからね」と声を掛けるのみだった。「その後、子供たちと駐車場で肩を寄せ合って泣きました」と声を震わせた。

 隣の加山の腕に触れながら「こんなに、今、元気に…現役も復帰させていただいて」としみじみ。「思い出すと涙が出てきます」とハンカチで目元をぬぐい、共演できている幸せに浸った。

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