ウィリアム皇太子夫妻&ヘンリー王子夫妻そろって登場 関係修復か、市民らと交流
チャールズ英国王の長男ウィリアム皇太子と次男ヘンリー王子は10日、エリザベス女王を追悼するため、ロンドン郊外のウィンザー城の周りに集まった市民らの前に共に姿を見せ、握手に応じたりして交流した。
皇太子はキャサリン妃、王子はメーガン妃を伴い、4人そろって登場。王子が王室公務を引退した後、皇太子との不仲も伝えられたが、女王の死を受け、兄弟夫妻が心を一つにして、祖母である女王に哀悼の意を示す姿勢を強調した形だ。皇太子は「父である国王を、私にできるあらゆる手段で支える」と強調していた。
エリザベス英女王のひつぎは11日朝(日本時間夕)、静かに北部スコットランドのバルモラル城を離れた。沿道に集まった多くの市民らに見守られながら、国葬が執り行われるロンドンに向けた最後の旅が始まった。
王室旗がかけられ、白い花輪がふたの上に供えられたひつぎは、後部が透明の霊きゅう車に乗せられ、計7台の車列の先頭で経由地となる中心都市エディンバラへ。車列が通過するスコットランド各地の沿道には喪服姿の市民らが多く駆け付け、ゆっくりと過ぎ去る女王を見送った。
国葬は19日午前11時(日本時間同日午後7時)から、ロンドンのウェストミンスター寺院で執り行う。