ドキュメンタリーに最高賞 第79回ベネチア国際映画祭

 イタリアで開催されていた世界三大映画祭の一つ、第79回ベネチア国際映画祭の授賞式が10日夜(日本時間11日未明)開かれ、コンペティション部門の最高賞「金獅子賞」にローラ・ポイトラス監督の米ドキュメンタリー「オール・ザ・ビューティー・アンド・ザ・ブラッドシェッド」が選ばれた。

 同作は、米国の写真家ナン・ゴールディンさんの半生と、薬物過剰摂取を巡る製薬会社への抗議活動を描く。金獅子賞は3年連続で女性監督に輝いた。日本の深田晃司監督「LOVE LIFE」は受賞しなかった。

 また、古典の名作の修復版を上映するクラシック部門で鈴木清順監督作「殺しの烙印(らくいん)」(1967年)が「最優秀修復作品賞」を受賞した。

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