蛭子能収 認知症を語った「普段通り接して」
2020年に認知症と診断された漫画家でタレントの蛭子能収(74)が11日、千葉市であった認知症への理解を広めるためのイベントに出演した。共に登壇したマネジャーとの対話形式で、約100人を前に講演。漫画家や芸能人としての活躍を振り返り「誰にも言ってこなかったけど、実は漫画を書いている」と告白した。
発症前から人の名前を覚えるのは苦手だったといい、約18年間連れ添ったマネジャーの名字を答えられない場面も。「競艇選手なら…」と選手の名字を複数挙げたマネジャーに、下の名前を即答する得意のギャンブルネタも披露した。観客から「どう接してほしいか」と問われ「普段通りでいい」と答え、マネジャーは「目を離さないことと、否定せずに『つっこみ役』を心がけている」とした。